Vol.354
株式会社王将フードサービス
代表取締役社長 渡邊 直人

「食」を通じて多くの人々に幸せを届けるために。
1000店舗への鍵は従業員満足度。

当社の特徴と今後の事業展開

当社は「食を通じて人々に幸せを」という創業の精神を原点に、お店で手間をかけた出来立ての美味しい料理の提供がこだわりです。現在全国に734店舗を展開し”人が価値を創る”企業として、料理人の育成に尽力しています。世の中は変われども、手作り調理による餃子の王将の味をお届けするために、今後も料理の質をはじめ店舗QSCの向上、人材育成に力を入れていきます。それに伴った店舗展開も視野に入れています。

人材に対する想い

大前提として、「お店で働く従業員自身が“幸せ”だと思えなければ、お客様に食を通じた“幸せ”を提供できるはずもない」と考えています。従業員が日々の仕事にやりがいを持ち、満足して働けている環境だと店舗の業績も向上していくことがデータでわかっています。その為に従業員満足度調査を毎年行い、従業員が常に最高のパフォーマンスを発揮できる環境になっているかを確認しています。また「餃子の王将」はオープンキッチンで、お客様から厨房内の調理の様子がよく見えます。そのライブ感の中で、従業員がいきいきと仕事をし、美味しい料理を提供することで、お客様に喜んでいただく。お客様に喜んでいただくことで、業績が向上する。→利益を従業員に還元できる。→また、従業員が満足して働ける・・・という最高のシフトサイクルを作ることができています。

育成への取り組み

現在展開している732店舗それぞれの料理の味にバラつきがあると、お客様の期待を損なう恐れがあります。
「餃子の王将」の味を守るため、店舗の調理人は京都本社にある「王将調理道場」で技術を学びます。これまでに延べ1800人以上が受講しており、動画やマニュアルだけでは伝わらない調理のコツを間近で見ることで、ひと手間かけた料理の奥深さを知ってもらいます。
また店舗を管理する店長には幅広い裁量をお任せする代わりに、スタッフをまとめる統率力も必要になります。そのため「従業員の話を聞く」技術や無駄のないシフトの組み方など、店舗運営に必要なことを「王将大学」という研修機関で学びます。
これらの研修の成果を自店のスタッフにも落とし込み、お客様からお褒めの言葉を頂けるようになると、自身の成長を実感した従業員の満足度は向上します。最高のシフトサイクルを継続するためにも、今後も積極的に人材育成に投資していきます。

かんばん娘のここが好き
私は現在接客トレーナーとして、新店舗・新業態の立ち上げや接客に関わるマニュアル作成、既存店舗のスタッフ育成支援などを担当しています。接客指導をさせて頂く中で、スタッフが、マニュアル通りの動きだけではなく、自ら考え行動し、心からの笑顔でお客様への応対をしている姿をみて、「こんなにも気持ちを込めた接客を一生懸命にしてくれるようになったんだ!」ととても嬉しく思い、特にこの仕事へのやりがいを感じています。

株式会社王将フードサービス

本社所在地京都府京都市山科区西野山射庭ノ上町294番地の1
設立1974年(昭和49年)7月3日
資本金81億66百万円(2019年3月31日現在)
事業内容中華料理レストランチェーン
業種外食産業
URLhttps://www.ohsho.co.jp/
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