Vol.366
光工業株式会社
代表取締役社長 加藤 千明

“魅力のある人材づくり”これこそがものづくりの原点

当社の特徴と今後の事業展開

『摩擦圧接』という特殊技術を有しているのが最大の強み。
性質の異なる金属同士を回転してぶつけ、その際発生する摩擦熱を利用し接合するという工法で、従来の溶接よりもより強度が要求されるコア部品に利用されています。
加工・研磨まで一貫して行えることから、全国から特命で多くのご依頼をいただいています。
今後は自動車・工作機械部品といった現在の柱に加えて、医療・食品機械分野を新たな柱に育てます。

人材に対する想い

「料理」を想像してみてください。いくら高価な食材を用意しても、素人の作るものと、シェフがつくるもの、味は全く違います。我々の業界も同じで、いくら高価な設備を導入しても、それを扱う人次第で出来上がる製品はまるで違います。マシンを使う人の差が製品の差になるのです。つまり“魅力のある人材づくり”これこそがものづくりの原点であると思っています。マシンのスペックには限界がありますが、人は無限大です。経営者である私にできることは、皆が安心して、パフォーマンスを最大限発揮できるようなインフラを整備することです。ソフト面ではライフスタイルに合わせた働き方を実行できるようフレックス制やテレワークを導入した拡充したり、ハード面では現在2021年に向け新工場を建設中です。人財を第一に、誰も真似できない技術を追求することで、高利益、厚待遇な会社を維持し、社員満足度を高めることに努めます。

育成への取り組み

現在係長以上全員、総勢60名を対象に全社を挙げた人材育成プロジェクト、5か年計画の真っ最中で、今期3年目を迎えました。育成のベースはコミュニケーションです。たとえばスポーツの世界でも現役時代は無名でも、監督として有名になった方がたくさんいるように、必ずしもエンジニアとして、スーパーな存在でなくてもマネージャーになれる道があると思うのです。この育成プロジェクトでは、とことん技術を突き詰めエキスパートになるのか、技術はまだ一人前ではなくてもマネージャーとして会社の経営に混じって従業員をまとめれる適性があるのか、その人がどちらのポジションであれば最大限の力を発揮できるのかを考え、実行しています。一人一人がそれぞれの魅力を出すことによって会社全体の成長に繋がると、信じています。

かんばん娘のここが好き
第2新卒として入社して13年目を迎えました。この会社は自分の意見が通りやすい会社だと思います。子供が保育園から小学校にあがる際、家庭と仕事の両立が厳しくなり、経営陣に相談しに行った結果2か月程で在宅勤務制度を整備していただきました。従業員一人一人の意見を周りが吸い上げスピーディーに対応してくれるのでものすごく働きやすい環境です。ちなみに珍しい取り組みとしては毎年誕生月にお祝いにお米が届きます(笑)

光工業株式会社

本社所在地愛知県刈谷市一色町2丁目5番地5
設立昭和31年5月
資本金10,000,000円
事業内容金属部品の切削・研削加工
業種その他製造業
URLhttp://www.hikari-kk.jp/old/jigyo/index.html
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