創業100年企業が考える、これからの100年
当社は、情報・社会インフラを支える企業として、衛星電話や携帯電話、有線電話通信網に関連する機器製造・販売を長年営んできました。2017年には創立100周年。今まで支えてくださった皆様に感謝し、東京の地元に恩返しをする意味で、介護事業もスタートしました。4代目社長である私の責務は、次の100年の発展の土台を創りあげること。IoT関連販売が広がりを見せ、100年経った今も着実な進化を遂げています。
”点を繋げること” ~人材に対する思い~
社員には変化に対する受容性を求めています。素早く変化し続ける社会環境に対応できる能力を身につけて欲しいからです。この先、どのような職に就いても自分の望みとかけ離れた場面に出会うことは多いでしょう。そのようなときには、いったんそれを受け入れ、できることをとことん考えて全力で取り組んで欲しいのです。私自身も、前職では研究職として入社したにもかかわらず営業部に配属になったり、専門外の研究に従事した経験があります。始めは「なぜ??」と納得できませんでしたが、まずはやってみようと、とにかく全力で取り組みました。そうしてみると、振り返った時に、全て意味ある経験だったと気づくことが何度もありました。一つ一つの点の経験が、気づかない間に繋がって線となります。このような経験が今の私を創りあげているのです。社員にもぜひそんな経験を通じて成長して欲しいと思います。
”環境整備”と”多能工化”で『残業ゼロ』へ
職場において大切なことは、事業目標や仕事のルールなど、価値観を共有することです。そのための共通の道具として、手帳サイズの経営計画書があり、誰もがいつでも確認できるようになっています。また、毎朝全員30分間”環境整備”を行い、仕事をやりやすくするよう環境を整えています。環境整備を通じて職場で働く人の心を通わせ、お客様のためにより良い仕事のやり方・考え方に気づく習慣が身につきます。社員育成では”多能工化”を進めています。積極的な人事異動を行い、今までとは異なる部署で経験したことの無い仕事にチャレンジしてもらいます。複数の業務に精通することで広い視野と経験を持つ人材が増え、当社の事業に効率と新しい視点をもたらします。今、環境整備と多能工化により社員全員残業は「ほぼゼロ」です。社員が幅広い業務経験と共通の価値観を持ち、変化に強い体質の会社となることで、今後も一層躍進していきます。