当社の特徴と今後の事業展開
「日本盛は良いお酒~♪」のCMでお馴染みの当社は創業130余年の酒造メーカーです。コア層に喜ばれる本格的な日本酒造りを守りつつ、一方で若者を中心に新たなファンを増やすべく日本酒の魅力発信にも注力しています。もともと時代に先駆けて斬新な商品開発やサービスをする社風が功を奏し、「もっと、美味しく、美しく。」をスローガンに日本酒や化粧品の新商品やサービスが続々登場しています。
人材に対する想い
創業130年と言えど日本酒業界では後発です。創業時は歴史ある酒造メーカーが多い中で、酒のことを詳しく知らないいわばベンチャー企業的な存在でした。だからこそ酒造りを極めようとする信念や他社がやらない新しいことに挑戦しようと奮起してきた歴史が社風として受け継がれています。例えば、生原酒のアルミボトル缶入りの商品や甲子園球場での工場直送生原酒のサーバーを担いだ売り子さんによる販売、連続加温ができるホット専用の日本酒などの業界初商品を始め、化粧品事業や機能性清酒の販売は業界でも先駆けた取り組みであると自負しています。日本酒ブームに再び火をつけるために、また日本酒文化を次の世代に継承していくために、日本酒の在り方もまた変化が求められています。この変化に柔軟にチャレンジをし、当社ではもちろん、どこでも活躍できるようなスペシャリストになってほしいと思っています。
育成への取り組み
会社づくりは人づくりと言いますが、何よりも社員が仕事を楽しみ、自慢できる会社にならなくてはと考えています。そのための1つの取り組みとして2010年から「もっと活動」を行っています。各部署横断で5、6人のチームで取り組む、いわゆるQCサークル活動のようなもので、スローガンや事業に関する事なら何でも好きなことに取り組めます。出張や視察など予算が必要な場合も申請して確保が可能です。例えば農業に取り組んだり、大学生に日本酒を広めるために大学で講義を開いたりと自由な発想で取り組んでいます。毎年2月に各チームが1年間の取り組みと成果を発表し、表彰式として賑やかに懇親会を開きます。良好なコミュニケーションが会社経営への参加意識に、自律遂行が仕事への意欲とやりがい、達成感に繋がるのだと思います。今後も社風に合った取り組みで、150年、200年経っても続く、世の中に必要とされる会社づくり人づくりに努めます。