Vol.360
明石プラスチック工業株式会社
代表取締役社長 生水口 高志

「社員の子どもが入りたいと思える会社」に。技術も人も未来につなぐ会社を創ります。

当社の特徴と今後の事業展開

当社はプラスチック成形加工を得意とし、試作・金型製作・量産の一貫生産で主に自動車のエンジン部品やバイクの装飾部品などを製造。成形以外の切削加工やASSYまで幅広く対応しています。また樹脂にも熱可塑性と熱硬化性があり、両方かつそれぞれの金型を手掛けられるのは当社の強み。耐熱・耐久・軽量化を伴う金属の代替素材として、ロボットや医療、マテハン(自動化)など次世代分野における技術向上に努めていきます。

人材に対する想い

国内のプラスチック市場は3兆円規模と言われるほど大きな可能性を秘めています。特に耐熱や耐久が求められ金属では不都合な箇所には樹脂製品が最適です。チャンスを頂くためには、製品化する力、加工精度の高さ、自社製品など当社の技術力を今以上に知ってもらう必要があります。当社の自社製品に樹脂製プーリーがあります。お客様のニーズに応えるべく開発した製品は特許も取得し、品質の高さで産業機械分野で徐々に認知されています。今後新しい市場に打って出るためには、プーリーに続くオリジナル製品の開発や当社の持つ技術でどんな加工ができるかなどを、わかりやすくPRする必要があります。そのため、今まで設けていなかった営業部を立ち上げました。また展示会にも積極的に出展し当社の技術力を広く伝えています。ただ変革期には何より社員全員が本気で向き合うことが大切。社員がそれぞれの想いを大切に、全員で可能性を拓く会社経営を目指します。

育成への取り組み

適性にもよりますが、なるべく多能工型の育成を心掛けています。一つの技術を極める道もありますが、工場内の幅広い業務を任せられるゼネラリストとしての育成も考えています。現在は社員全員が成長シートを作成し、上司とのPDCAのもと自己実現を目指しています。また基本に立ち返り5Sの徹底に注力。若手を中心に主体的な行動も見られ着々と変化を感じています。他にも小集団活動(7名以内のQCサークル)では各部署横断でメンバーを集い月1で改善案を話し合ったり、社員からの創意工夫を集める「チャレンジカード制度」などを設け、誰もがいつでも主体的に経営に参加できる仕組みや風土を大切にしています。仕事と私生活の両方が充実し毎日笑顔で出社してもらえるよう、ワークライフバランスの認定表彰制度の取得も目指しています。10年ビジョンで社員の子どもや地域にとって、入社したい会社になる。社員全員で作っていきたいと考えています。

かんばん息子のここが好き
入社2年目の竹内です。前職は残業も多く、改善提案なども通りづらい風土で転職を決意。社長の考えや風通しの良い社風に惹かれて入社を決めました。入社後は子どもと過ごす時間や勉強する時間も増え、働きやすさを実感しています。仕事は総務、経理や5Sの推進リーダーを担当。ISO取得も任せてもらい、裁量広く働くことができています。関わる人全てが幸せになれる会社を自分のポジションから創り出していくのが今の目標です。

明石プラスチック工業株式会社

本社所在地兵庫県明石市魚住町金ヶ崎1182-1
設立 1959年9月
資本金3,200万円
事業内容プラスチック成形加工(圧縮、射出)及び金型製造
業種その他製造業
URLhttps://akapla.co.jp/
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