小さくても愛される店作りを目指して
当社は、「MASU MASU」「ろばた肴町五合」等の居酒屋を4店舗運営する企業です。“家”のように温かい店を持ちたいと思っていたので、一軒家をリノベーションして居酒屋としています。今後は街ごとに10坪程度の店を作り、スタッフとお客様の距離が近く地域の方に愛されるような店を出店したいです。そこで、収益を出した店をのれん分けし、スタッフが独立できるような仕組みを作っていこうと思います。
“楽しみ方”を知っている人材
私は、楽しみ方を知っている人材と働きたいと考えています。当社では学歴や経験などで人を判断することはありませんが、唯一あるとすれば人生を楽しんでいるかどうかで判断しています。それがどういう人材かというと、お客様や周りの人に対して分け隔てなく接することができたり、物事に対して気が付くことができたりする人材だと思っています。面接や履歴書を見ただけでは実際一緒に働いてみないとその人が本当はどんな人物なのかは判断できません。私が、「この子いいな。」と感じる点は、やはり楽しんで生きているかどうかだと思っています。飲食業というものは、美味しさを提供するのはもちろんですが、それ以上に「楽しさ」が提供できてこそお店でご飯を食べる意味につながると思います。ですから、自分も楽しみ、人も楽しませることができる。そんな人材と働きたいですね。
お客様と関わることが一番の教育
当社には、教育のための研修プログラムやマニュアルなどはあえて用意していません。というのも、飲食業において大切なのは現場のお客様と直接関わることだと考えているからです。当社の特徴としては、スタッフは名札を付けません。一般的には、社員とアルバイトが判断できるように名札をつけることも多いと思いますが、それを当社ではしていません。なぜかというと、社員もアルバイトも関係なく主体性と責任を持ってもらいたいと考えているからです。店作りとしてお客様との距離が近い店にしたいと考えているので、名札がなくてもお客様に名前を覚えてもらえるようにこれを推進しています。その他には、まかないはスタッフ全員で食べるようにし、スタッフ同士も家族のような空間を作るようにしています。また、自分で料理を味わうことで、お客様にも自信を持って料理を勧めることができると考えています。