Vol.331
木村石鹸工業株式会社
代表取締役社長 木村 祥一郎

新しい世代が進化とチャレンジで伝統を護る。石鹸という文化をクリエイトし続けます。

当社の特徴と今後の事業展開

当社は、機械に頼らず昔ながらの手作り製法で石鹸を製造しています。海外から輸入されることが多い石鹸の素でさえも自社で手作りすることで、お客様一人一人のお悩みに沿った商品を提供しています。さらに、石鹸のメリット・デメリットなどの正しい情報を伝えることを大切にしています。自分に合った商品に出会う喜びと使う楽しさで毎日の暮らしにささやかな満足を提供し、1人でも多くのファンを作ることを目指しています。

人材に対する想い

当社が大切にしているのは、「自律・成長・貢献」。特に自律に関しては、上からの指示通りに動くのではなく、「会社を良くしていくため」や「業績を伸ばすため」にどうすれば良いかを一人一人が主体的に考え、実行することに重きを置いています。そのための取り組みの一環として、稟議書を廃止しました。いちいち上司に許可をとらなくても、自分が考えて良いと思ったことに対しては胸を張って取り組み、責任を持って最後までやり切ってほしいからです。また、2年前には若手のメンバーで構成された「自分プロジェクト」を発足しました。年次に関係なく、意見が言える場を設け、誰でも経営者のように物事を考えて実行できる環境を整えました。風通しが良くなったせいか最近では社員同士が自主的に交流会や懇親会を開催しています。今後も、若い自由な発想が市場を動かし年次に関係なく経営に参加できるよう、自ら考えて仕事に取り組める環境を作っていきます。

育成への取り組み

当社では研究開発職以外でも職域に関係なく、「こんな石鹸があったら良いな」や「もっと泡立ちの良い石鹸を作りたい!」と思ったら、自分で企画して商品を開発することができます。失敗しても自分で考え、責任をもってやり遂げることを会社として推奨しており、社員も積極的に取り組んでくれています。商品開発は技術者だけの仕事ではありません。どのポジションにいてもアイデアさえあれば、それをカタチにしてくれる技術スタッフに協力を依頼し共同開発すればいいのです。また今年から、階級などの人事制度をフラットにし、プロジェクトチームとして年次に関係なく様々な意見が言える環境を整えました。創業95年を誇る老舗企業ですが、昔のやり方に固執することなく、ベンチャー企業のように若手からベテランまで全社員の意見を尊重する柔軟さが当社にはあります。

かんばん娘のここが好き
新卒入社2年目の信田です。私は年次が浅くても意見を尊重してくれる制度に魅力を感じ、なんでも挑戦できる環境に日々ワクワクしています。今も、新卒で入社した2人を含めた女性3人で新たなプロジェクトを計画中。人の良さも魅力で、失敗をしても先輩がカバーしてくれます。また、副業で占いをしたり、趣味を楽しむなどオフも自分がやりたいことを実行している方が多数。入社時よりもますます会社のことが大好きになりました。

木村石鹸工業株式会社

本社所在地大阪府八尾市北亀井町2-1-30
設立1924年(大正13年)4月1日
資本金2,900万円
事業内容家庭用洗剤/洗浄剤・バレル研磨用コンパウンド・店舗及び業務用洗剤/洗浄剤の製造や販売
業種繊維・化学・食品・医薬品
URLhttps://www.kimurasoap.co.jp/
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