当社の特徴と今後の事業展開
当社は、神楽坂にある「前菜主役のフレンチ食堂」と羽田にある「グラタン食堂」等、専門店に特化したbon gout(ボン・グゥ)を展開しております。当社が目指すことは、“食”を通して人の幸せ、団欒を創っていくこと。現在でもフレンチで前菜主役という業態のお店は他になく、女性のお客様を中心に大変ご好評いただいております。今後、さらなる店舗展開を進めていきます。
人材に対する想い
実は、キャーンズとは、“一期一会”から由来して名付けた社名です。それほど、私は“人との繋がり”を大切にしてきました。これまで飲食業界で浮き沈みを経験してきましたが、もっとも重要なことだと感じました。今でも、全ての出逢いに意味があり、そのご縁で今があると思っています。スタッフにも常々この想いを伝えております。例えば、以前、スタッフを叱ったことがありました。接客の際、盛り付けが崩れたままお客様に提供しようとする姿を見て、「自分の一番大切な人にも同じように提供するのか?」と。数多くのお客様へ接客をしますが、お客様との出逢いも一期一会です。私は、スタッフにそのような繋がりを大切にしながら生きていってほしいと思っております。技術以上のものを吸収してほしいですね。
育成への取り組み
スタッフに当社で学んで欲しいことは、周りの人への“感謝の気持ち”です。自分が今ここに立っているのは自分だけのおかげじゃないということを、仕事を通して感じてほしいと思っています。もちろん、お客様との出逢いもご縁。お客様に対して、最大限のおもてなしの気持ちを大事にするように、1対1の気持ちを忘れずに想いに対して全力を出すように。これを意識することで、言葉づかいや細部な部分も意識と一緒に変わっていきます。すると面白いことに、技術も自然に覚えていくんですよね。だから、当社はルールなどは特に必要ありません。この先も、目の前の人をどうやって楽しませ幸せにするか?と考えていくよう指導し、お店をつくっていきます。