当社の特徴と今後の事業展開
当社は東京都・神奈川県に鶏の唐揚げの専門店「鶏唐揚専賣店」を7店舗運営しています。「鶏唐揚専賣店」の屋号で営業しているのは全14店舗ですが、うち7店舗は姉妹店で別の法人が運営されています。今後も同一ブランドでの出店を予定していますが、出店はあくまでも人材が育ってから。この先、出店していくことは間違いありませんが、出店が目標ではないので特に出店計画などは決めていません。
人材に対する想い
飲食店で出店を目標としていない企業は珍しいかもしれません。出店にこだわっていないのは、これまでの経験が影響していると思います。サラリーマンとしても、経営者としても色々な経験をしてきて、事業を進める上で大切なのは数字ではなく人だと強く感じてきました。自分一人だけでは必ず限界がくるので、まずは部下を育て、さらに育った部下が部下を育てる。この地道な繰り返しが大きな成長に繋がります。ですので、今は特に店長への教育に力を入れています。よく店長には「自分で食べていくために働くんだよ」という話をします。私は現実主義であまり理想は語りません。泥臭いですが、自分の生活を守り、家族を養うために頑張ることが、結果的に会社のためになり、お客様へのサービス向上に繋がることを理解して働いて貰いたいですね。
育成への取り組み
店長の教育はコミュニケーション力や発想力について話すことが多いです。数字も大切ですが月1回のMTGで話すくらいですね。コミュニケーション力については「自分から動くこと」を大切にしています。口で言っても動かないのは当たり前で、誰かを動かすにはまず自分が率先垂範して動くことを伝えています。発想力は元々持っている素質によるところが大きいのですが、引き出してあげることを意識しています。月に2回ほど個人面談をするのですがそのときに出た意見は大切にしています。先日もある店長から「女性や子供向けに小さなから揚げを販売したい」という意見が出て、1ヵ月後には店頭で販売開始しました。また、役職が人を育てるということも感じていて、今70点くらいの人を店長にすることが多いです。100点の人に任せるのではなく、期待を込めて役職を与える方が会社にとってもその人にとっても成長に繋がると思っています。