当社の特徴と今後の事業展開
当社は、薄板の精密板金を中心とした金属加工を事業としています。特に厨房機器や食品機器などが得意分野です。多品種・小ロットの生産もできますし、大量生産にも対応できるよう、生産設備を整えています。元は厚板も対応していましたが、3年前から薄板に特化をし、バフ仕上げに力を入れるようにし差別化を図っています。今後は、デザインから設計・アフターフォローまで一貫した自社製品の製作に挑戦していきたいと思います。
人材に対する想い
バリ取りや検査、出荷準備など多くの箇所で女性スタッフが活躍してくれています。決まった時間内で勤務しているスタッフが多いので、より効率的に仕事が進められるよう、週に1回女性スタッフのみ集まり、業務の改善案を出し合う会を設けています。この会議には、当社が【全員参画経営】を指針としていますので、雇用形態を問わず参加してもらうようにしています。また、このような会議で決まったことや、現場で起きていることは常にTeamsを使用して全社員に共有するようにしています。会社を創っていくのは、働いてくれる従業員です。私は、もっと現場の声を聞いて、その声を尊重していきたいと思っています。女性スタッフだけでなく、外国籍の方や、障がい者手帳を持った方も当社では活躍しています。多様な人材が適材適所で力を発揮して、足りない箇所は皆でカバーし、より働きやすい会社を創っていきたいと思います。
育成への取り組み
ベトナム人実習生の受け入れと、現地事務所を立ち上げたことが会社を大きく変化させた出来事だと感じています。実習生ですので、3年間で帰国してしまいますが、帰国後「日本もう一度働きたい」という声が多くありました。そこで、現地事務所を立ち上げ、日本で学んだ技術を活かしてもらう場所を作りました。また、新しく日本に来る実習生を、そこで基礎を学んでから来日してもらことで、お互いプラスの価値を生むことに繋がりました。他には、社内でマーケティングやISOの委員会を立ち上げ、社員に積極的に経営参画してもらう仕組みを作ったり、会社としての指針表を作成する際には、会社の良いところ・悪いところを皆で出し合い、意見交換を行っています。最近では、社員からの発案で、「出張溶接」を始めました。当社の技術が新たな場でも必要とされる新事業として期待しています。これからも社員と一丸となって、会社作りを行っていきたいと思います。