Vol.260
株式会社山野楽器
総務部部長 取締役 横塚 仁

常にチャレンジし続け125年。音楽の可能性を信じ、私たちは挑戦し続ける。

当社の特徴と今後の事業展開

当社は楽器やCD/DVDの販売、音楽教室の運営を事業の柱とし“音楽”を通して社会貢献を行っています。日本にはまだまだ気軽に楽器を演奏できる環境が少ないのが現状です。当社の理想は「文化先進国として楽器人口を増やし、日本人一人ひとりが楽器を演奏できる」、そんな社会を作ること。小売に加え子どもから大人まで楽しめる音楽教室を通して、演奏の機会、場の提供を行い、音楽で人の心をより豊かにしたいと思っています。

人材に対する想い

創業以来、当社が守り続けてきた大家族主義。社員を家族のように大切にし続け、今年創業125周年を迎えました。そんな当社を支える社員たちは皆「音楽が好き」という共通点があります。この音楽・楽器に対する情熱が自身の仕事の質を高め、さらに当社のブランド価値を高めてくれます。山野楽器で買ってよかった、●●さんから買ってよかったと言われるような接客を目指してほしいです。また当社は「チャレンジ精神を持つ」「失敗から学ぶ姿勢がある」人材を求めています。当社自身これまで多くの困難を乗り越えてきました。うまくいかない時、失敗した時に落ち込むのではなく、視点を変え「何でもプラス」に考えるようにする。例えば雑用の仕事だって何か必ず意味があると思って働く。そんなプラス思考は必ずその人を成長させ、運までをも引きつける力を持っています。これからの当社を支えていく人材には、ぜひこの考えのもと行動してほしいと思っています。

育成への取り組み

日頃のOJTによる育成と、新入社員研修・フォローアップ研修・新任店長研修・商品知識研修等、様々な研修を行っています。当社の新入社員研修は、新人として土台作りを行う大切な時期であると考え、この2週間は一切の実務教育を行いません。ここでは礼儀・挨拶について考えたり、グループワークによる連帯感や達成感を味わってもらったりと、心の在り方を養い人間形成を行う重要な期間と位置付けています。人としての基礎を身に付け理解した上で各部署へ配属、その後は日々の業務に加えCS研修を徹底して行い、接客の基本を習得していきます。モノが溢れネットで何でも安く買える現代において、店舗に来られるお客様にとって本当に良い接客とは何なのか。店頭はお客様と音楽について語り合うコミュニケーションの場であり、音楽好き同士の絆を深めていける場でもあると言えます。接客の大切さを共に考え、これからの音楽普及を支える人材に育て上げます。

かんばん娘のここが好き
入社2年目・銀座本店3Fで弦楽器の販売を担当しています。私自身5歳からバイオリンを続けてきました。特技を活かせること、当時客として通っていた際の上品で柔らかな接客に心惹かれ入社を決意。スタッフ同士とても仲が良く楽しい雰囲気の中で働けることが接客の質も向上させていると感じています。将来は海外の個人製作家から素晴らしい楽器を自ら仕入れ、日本の皆様へ音楽の素晴らしさをより分かりやすく伝えていきたいです。

株式会社山野楽器

本社所在地東京都中央区銀座4-5-6
設立1892年4月
資本金1億円
事業内容1.楽器、楽譜、楽書、付属品、輸入楽器、音楽・映像ソフト(CD/DVD/ブルーレイなど)などの小売および卸売
2.音楽教室の運営
3.音楽に関するイベント事業(ヤマノ・ビッグ・バンド・ジャズ・コンテストなど)
4.企画開発商品の販売および卸売
業種商社・卸・小売・流通
URLhttps://www.yamano-music.co.jp/
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