和のテイスト、日本の良さ、おもてなしを感じられるビジネスホテル
庵築地は昨年7月にオープンしたばかりの、和モダンテイストのビジネスホテルです。訪れて頂く方はみなさん、この価格帯のビジネスホテルとは思えない洗練されたデザインに驚かれます。実は、私の父が建築デザインを手がけており、そのデザイン力を活かして立ち上げたのがこの庵築地なのです。見た目の良さだけではなく、接客やサービスでも日本のおもてなしを実感できるホテルを目指し、日々ブランディングに力をいれています。
一人でも多くのお客様の“くつろぎ”のために
デザインの他に、リーズナブルな価格帯でありながら、しっかりとくつろげる空間であることにもこだわりがあります。一般的なホテルに比べ、敷地面積が狭い当ホテルですが、「やはり大きなお風呂に入ってくつろいでもらいたい」という想いから、貸し切り風呂を設備として盛り込みました。客室のように直接的な利益にはなりませんが、お客様の満足のためにあえて取り入れたものです。結果、毎日予約で埋まる大人気施設となり、多くのお客様に喜んでもらえています。このように、こだわりを持って立ち上げたホテルですが、一方で“変わること”を恐れてはいません。例えば、デザインファーストで細部までこだわった客室も、ベッドメイクのアルバイトさんから「リモコンはこちらに置いたほうが使いやすいのでは?」という声が上がってくれば、お客様のために配置を変更するなど、日々、お客様が最もくつろげる空間への進化を目指して変わり続けています。
育成への取り組み
現場からの声は決して否定しないようにしています。特にアルバイトさんは一度締め付けてしまうと、声を上げることを諦めてしまうと思うのです。だからドンドンと現場から声を上げてもらい、協議してそれをすぐに反映しています。前述のリモコンなど客室の備品配置をはじめ、例えばバレンタインにご宿泊されたお客様のお部屋にサプライズチョコを置いてみるアイデアも採用しました。スタッフ一人ひとりが「アイデアを出しても否定されない」「言えばホテルが良くなっていく」とわかると、現場からドンドンと前向きな声が上がってきます。嬉しいですね。また、そうして声を上げてくれると、社長の私もアルバイトスタッフさん一人ひとりの顔と名前までしっかりと覚えられるのです。日報などで名前が出てくると次に会ったときに「この間こんなところ頑張ったんだってね」なんて声も掛けられて、話が弾みます。出来る限りこの関係を続けていければ良いですね。