当社の特徴と今後の事業展開
「世の中の食生活、ライフスタイル、価値観を“メリハリ寝かせ玄米生活”で変えていく」というビジョンのもと、寝かせ玄米・無添加食材の購入や実際に食事ができる店舗の運営、場所を問わず玄米を身近に感じることができるオンラインストアなど5つの事業ブランドを展開しています。来年2月で創業10周年。今後は国内外での更なる店舗展開、企業のヘルスケア、6次産業化を実現する「結わえるヴィレッジ」などを進めていきます。
人材に対する想い
従業員に求めるのは「理念と利益のバランス感覚」です。当社の理念や、そもそも玄米や食、健康に興味のない人はやりがいを感じて仕事することが出来ないと思います。しかし、想いばかりが先行してビジネスにならなくては会社として成立しません。例えば、おむすびを機械で握ったり、調味料を添加物の入った安価なものにすれば商品の原価を下げることは出来ます。しかし、「持続可能な社会」を目指すという理念から外れる選択をしてしまっては当社の目指す理想の社会には届きません。そのバランス感覚を持ってもらう為に、私の描く未来や想いを直接伝えるようにしています。社員と近い距離感でいる為に当社には社長室がなく、メッセージツールでも直接会話が出来るようにしています。私の目の届く範囲ですので、仕事の能力だけでなく理念への共感、前向きな姿勢といった軸で評価することが出来ます。今後は増員も視野に人事評価制度の整備も進めていきます。
育成への取り組み
当社では、ミッションやビジョンの共有を大切にしています。その為、本社で働く従業員も初めの数日間は店舗でおむすびをむすび、「どのようなお客様が、どんなマインドを持っていらっしゃるか」など実際に見てもらいます。食や健康に関する知識や、なぜ「メリハリ寝かせ玄米生活」が今必要か、などは座学で研修します。また、月に一回『おぎのラウンジ』という、私が自分の言葉で創業の経緯や想い、健康の知識など様々なテーマでアウトプットする場を設けています。現場や東京以外で働くスタッフは本社に集まることが難しいので、動画を共有し、誰でもどこでも見れる状態にしています。他には、無農薬栽培はいかに手間がかかるか、どれだけ大変な思いをしてお米を作ってくださっているかを体感する為、茨城にある契約農家さんのもとで毎年田植え・草刈り・稲刈りに参加しています。座学だけでは腹落ちしないことも研修や体験を積み重ね共通認識を広めています。