当社の特徴と今後の事業展開
当社は明治32年の旅館龍名館本店の創業以来百十余年にわたり、サービス業を営んできました。現在は、ホテル「龍名館」や和食店「花ごよみ」、「1899」の3つのブランドを展開しています。日本の伝統を受け継いだ、きめ細かいサービスに、西洋的な利便性とサービスを融合させたホテル・レストラン事業が特徴です。今後はさらにホテルやレストランの開発を進め、創業200年の礎を創りあげたいと考えています。
人材に対する想い
ホテルでありながら旅館らしい温かみのあるサービスを追及している老舗ホテル。2009年のホテル龍名館東京の建て替えを節目に、ブランドの確立を目指して、大幅な従業員の若返りを進めました。ホテルオープン時には、マネージャー以外は新入社員を配属し活躍してもらいました。当社の従業員に求める姿は、「経営感覚をもったマルチスタッフ」。目の前のルーティンワークをこなすだけでなく、お客様が求めていることをいち早く察知し行動する、プラスアルファの行動がとれる人材です。また上司と部下が互いを尊重し、和やかな空気の中で意見を述べ合える風土を大切にしています。2012年から不定期で行っている、若い社員が集まり、よりよいサービスの実現や会社のあり方について話し合う「未来会議」は、社風の象徴です。
育成への取り組み
「企業は人なり」という言葉があるように、今後の「龍名館ブランド」を確立していくには従業員の個々の成長が不可欠です。その考え方から、当社ではスタッフ教育にはたいへん力を入れています。会社の中に教育機関を!という発想のもと、「龍名館大学」を創設しました。従業員各人のレベルや学びたいテーマに合わせた教育プログラムが用意されています。それらのプログラムを通じて、サービスマンであると同時に、自主自立した経営感覚を持った一ビジネスパーソンとして成長させていきたいと考えています。従業員が学びを通じて成長し、ゆくゆくは弊社にとってかけがえのない人材にまで成長していってもらうことが楽しみです。そのために私たちはスタッフの育成に力をいれています。