Vol.381
神鋼造機株式会社
代表取締役社長 笹木 博

活発なコミュニケーション×高度な人材育成で、革新的なものづくりを実現します。

当社の特徴と今後の事業展開

株式会社神戸製鋼所の大垣工場として創業し、おかげさまで今年で70周年を迎えることができました。製造業向けの「試験機」、建設機械を中心とした「動力伝達装置」、日本で初めて製造した「移動電源車」の3つの柱で事業を展開しています。オーダーメイドのモノづくりに向き合ってきたからこそ、お客様から常に新しいご要望を頂いています。この3つのコア技術を組み合わせ、新しい技術へと展開していきたいと考えています。

人材に対する想い

経営の四要素として「ヒト・モノ・カネ・情報」と言われますが、やはり”人”に尽きると考えています。
私自身、設計エンジニアとしてキャリアを重ねてきました。様々なミッションと対峙する度、「一人では何もできない」と実感し、協働することの大切さをかみしめてきました。個人の適性をしっかりと見て、サポートしながら任せていくこと。上位職にはそういう役割が求められていると考えています。ですから、オープンなコミュニケーションこそ何より重要だと思うのです。私としては、社長室のドアを閉めないことがこだわりのひとつ。その方が私の考え方も伝わりやすいと思いますし、従業員の機微にも気づくことができると思うのです。流行りのテレワークはメリットも大きく、導入も進めましたが、顔を合わせられないのは一抹の寂しさを感じますね(笑)

育成への取り組み

OJTで実践的な学びを得ることはもちろんですが、OFFJTで仕事に必要な知識を勉強する必要もあると考えています。
そのため2020年6月に「新事業開発セミナー」という社内制度を立ち上げました。
各部署からメンバーを集い、マーケティングや財務諸表の読み方などを学びながら、半年をかけて新製品を構想・検討します。そこで生まれた若い発想が、世の中を驚かせるものとなればこの上ない喜びですし、結果的にカタチにならなくても、その経験が彼らを格段にレベルアップさせてくれることでしょう。彼らが中心となって当社に新しい発想をもたらしてくれることに期待をしています。人材育成にはパワーがかかりますが、親会社である(株)神戸製鋼所が、系統立てた教育カリキュラム作りに注力していることもあり、そのノウハウも活用しながら優秀な人材育成に努めます。

かんばん息子のここが好き
設計エンジニアとして9か月。担当する製品はオーダーメイドのものが多いため、常に新しい視点を取り入れ、的確にご要望を実現することが重要です。ですから製造現場へ足を運び、自分の目で、耳で情報収集することをモットーにしています。新製品を手掛けるときは、先輩からのレビューもあり、発想が広がる機会もあります。自分が図面を書いたものが目の前で動く姿を見たときは、なんとも言えない達成感がありますね!

神鋼造機株式会社

本社所在地岐阜県大垣市本今町1682番地の2
設立1950年1月
資本金388,125千円
事業内容試験機・動力伝達装置(ウインチ・減速機等)・発電装置を開発・製造・販売する総合機械メーカー
業種その他製造業
URLhttp://www.shinko-zoki.co.jp/
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