当社の特徴と今後の事業展開
当社は全国に「ワシントンホテルプラザ」と「R&Bホテル」の2ブランドのホテルを展開しており、店舗数は合わせて41店舗。50年以上蓄積されたノウハウをもとに安定的な成長を続け、2019年には東証2部並びに名証2部に株式を上場しました。今後は収益性がより高い「R&Bホテル」の新規出店による事業拡大と既存施設の大規模リニューアルを進めることで、収益性を向上させ、更なる成長を続けていきます。
人材に対する想い
当社の経営理念は「安全・清潔・親切心あふれる、リーズナブルなホテル事業を通じて、旅する人と働く人を幸せにする」です。お客様である「旅する人」を幸せにするには、「働く人」である従業員も幸せでなければなりません。双方が幸せであれば、互いにプラスの影響を与え合うという相乗効果が生まれます。「働く人」の幸せには、ただ生活のためだけに働くという必要最低限のモチベーションではなく、ホテルならではのおもてなしをすることで得られる自分への「良い影響」を実感することがあります。例えば、お客様からのお褒めの言葉やお客様と楽しく会話する空間。もっと発展的に考えれば、より良いおもてなしによって高まる個人の評価。それらが積み重なって会社の業績が向上した結果の処遇向上などです。人によって幸せと感じる価値観は違うのでしょうが、私どもは、働くことによりそういった幸せを実感できる環境を作っていきたいと考えています。
育成への取り組み
私どもの強みの1つに「マルチジョブ」という仕組みがあります。これは、フロント専任やレストラン専任という配属先ごとの縦割りの勤務体系ではなく、部署の垣根をなくし、繁閑に応じフレキシブルなシフトを横断的に組み、ホテル運営を行うものです。人時生産性の向上という数値的なメリットもあるのですが、育成に関しても大変有意義な取り組みです。幅広い業務を行うため本人のスキルも向上しますし、対応するお客様の範囲(年代や国籍、利用動機も様々)も広くなるため、おもてなしできる能力の幅が広がります。結果、モチベーションも向上し、やりがいへと繋がります。一方で覚えることが多いと負担になってしまうので、無駄の削減、作業の標準化・IT化、マニュアルの整備(WEB・動画)に注力しています。業務を簡単に覚え、かつ実行できるようにすることで、その分おもてなしに力を入れることができれば結果お客様と従業員の満足に繋がっていきます。