Vol.461
有限会社アキダイ
代表取締役 秋葉 弘道

「いいものを安く」大手スーパーにはできない地域密着の愛される店をつくる。

当社の特徴と今後の事業展開

他のスーパーと違う点の一つは、仕入れへのこだわり。仲卸を通さず自ら市場に行って仕入れをすることで、いい野菜や果物をより安く仕入れることができています。もう一つの特徴は、昔ながらの商店のように店頭でのお客様との会話を大事にしていること。大手にはできないことをやるというのがウチの強みでもありますから、今後も地域に根付いたお店として無理な事業拡大などは目指さず、社員の成長を一番に考えていきます。

人材に対する想い

「人は石垣、人は城…」とはよく言いますが、いい人材がいるからこそ会社は守られるというのが私の考えです。ですから、お客様をアキダイのファンにするのはもちろんですが、まずは社員が一番のファンになるということを目指しています。そのために大事にしているのは、一人ひとりの話を聞き、個性を尊重すること。自分が創業した時の経験や苦労にもとづいたアドバイスはしますが、自分のようになれとは思いません。どんなことを苦労に感じて、何を糧に成長できるかは、人によって違いますから。なにより人間関係に問題があるお店は絶対売れないんですよ。お客様に対する感謝とか、いいものを安くという理念などは忘れないように言いますが、基本的には怒ったり感情をぶつけることはせず、褒めて個性を伸ばすように心がけています。

育成への取り組み

定期的に店長会議や、年2回のボーナス支給前に一人ひとりが行う半期の振り返り、若手社員を中心とした研修旅行など、会社の側から「こうすれば昇進」ということを伝えるのではなく、「どうすれば成長できるのか」自分たちで考える機会を出来るだけ増やしています。また社員によく伝えているのは、「失敗を恐れず自由に挑戦してほしい」ということです。わたしも経営者としては未熟ですから時に判断を間違えることもありますが、社長としての失敗は隠さず、素直に謝って共に改善策を考えます。今後の課題としては、野菜の仕入れなど私の経験や知識に依存している仕事を、他の社員でも出来るようにすることですね。仕入れから販売まで一貫してやっていることがアキダイの強みですから、店頭で頑張っている社員に仕入れの技術も上手く継承していきたいです。

かんばん息子のここが好き
荻窪店で青果担当をしています。元々スーパーで働いた経験はなくて、妻の紹介でこの業界に入りました。アキダイにいるのは明るい人達ばかりなので、毎日たのしく仕事ができています。仕事の中では、店頭でお客様と会話して、初めての方・常連の方に関わらず、一品でも多く商品をカゴに入れてもらえるのが嬉しい瞬間です。そうした積み重ねで、売上や利益が前年を超えた時は、やりがいと達成感を感じます。

有限会社アキダイ

本社所在地東京都練馬区関町北1-15-11
設立1992年
資本金500万円
事業内容生鮮食品(青果・鮮魚・精肉・食品)販売、手造りパン製造及び販売、創作料理の居酒屋
業種商社・卸・小売・流通
URLhttps://www.shop.sanwa-inc.jp/category
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