当社の特徴と今後の事業展開
再生医療は、ヒトの体の組織や臓器の機能を再生するための医療技術で、細胞、遺伝子など様々なアプローチがあります。当社は、国内第1号の再生医療等製品である自家培養表皮、国内第2号の自家培養軟骨、2020年6月に新たに保険収載された眼科領域で国内初の自家培養角膜上皮の製造販売をしております。再生医療を通じて日本の医療の発展に寄与し、患者様に新しい治療を提供するために、開発・製造・販売を行っております。
事業と人に対する想い
1999年の設立から再生医療の発展を目指し努力を続けております。そこから20年以上になりますが、これまで様々な人に支えられてきました。それもすべて日本の医療を発展させるため、1人でも多くの患者様に新しい治療を提供するためです。もともと日本になかった0から1を作るには苦労しました。結果として、日本で1番早く再生医療等製品の製造販売承認を取得したのも、従業員、投資家・医療従事者・規制当局の皆様のおかげです。今後もそれを肝に銘じながら、さらなる社会貢献が出来るよう精一杯努力し続けていきます。そして、今後も挑戦し続けていくために社員1人1人が働きやすい会社であることが必要です。最近では、コロナウイルスの影響で子供を保育所に預けられない方のために期間限定で社内託児に取り組みました。それぞれの人生の主役は社員1人1人であると考え、再生医療という舞台で生き生きと仕事に打ち込める環境作りを心掛けています。
育成への取り組み
会社の活力向上につながる取り組みとして、若手社員を対象に『ソムリエ制度』という独自の取り組みを実施しています。「ソムリエ」とは「総務リエゾン」の略で、社内外で様々な業務を行っている総務人事部と、各部門との「橋渡し」を行う総務リエゾンを任命し、J-TECを代表する社員としての意識・行動の醸成を目的としています。社内ルールの周知、全社行事・株主総会運営など、様々な立場の方と接点を持つ活動に部門代表として参画し、社員の一体感を創出すること・自身の視座を高めることを期待しています。また、細胞培養や品質管理に従事する社員の知識や能力の向上を目的に、資格取得の推進を積極的に行っている他、自社独自の技術認定基準として特に優れた者をマイスターとして認定する「マイスター制度」を設けています。