当社の特徴と今後の事業展開
株式会社神戸製鋼所の大垣工場として創業し、おかげさまで今年で70周年を迎えることができました。製造業向けの「試験機」、建設機械を中心とした「動力伝達装置」、日本で初めて製造した「移動電源車」の3つの柱で事業を展開しています。オーダーメイドのモノづくりに向き合ってきたからこそ、お客様から常に新しいご要望を頂いています。この3つのコア技術を組み合わせ、新しい技術へと展開していきたいと考えています。
人材に対する想い
経営の四要素として「ヒト・モノ・カネ・情報」と言われますが、やはり”人”に尽きると考えています。
私自身、設計エンジニアとしてキャリアを重ねてきました。様々なミッションと対峙する度、「一人では何もできない」と実感し、協働することの大切さをかみしめてきました。個人の適性をしっかりと見て、サポートしながら任せていくこと。上位職にはそういう役割が求められていると考えています。ですから、オープンなコミュニケーションこそ何より重要だと思うのです。私としては、社長室のドアを閉めないことがこだわりのひとつ。その方が私の考え方も伝わりやすいと思いますし、従業員の機微にも気づくことができると思うのです。流行りのテレワークはメリットも大きく、導入も進めましたが、顔を合わせられないのは一抹の寂しさを感じますね(笑)
育成への取り組み
OJTで実践的な学びを得ることはもちろんですが、OFFJTで仕事に必要な知識を勉強する必要もあると考えています。
そのため2020年6月に「新事業開発セミナー」という社内制度を立ち上げました。
各部署からメンバーを集い、マーケティングや財務諸表の読み方などを学びながら、半年をかけて新製品を構想・検討します。そこで生まれた若い発想が、世の中を驚かせるものとなればこの上ない喜びですし、結果的にカタチにならなくても、その経験が彼らを格段にレベルアップさせてくれることでしょう。彼らが中心となって当社に新しい発想をもたらしてくれることに期待をしています。人材育成にはパワーがかかりますが、親会社である(株)神戸製鋼所が、系統立てた教育カリキュラム作りに注力していることもあり、そのノウハウも活用しながら優秀な人材育成に努めます。