当社の特徴と今後の事業展開
当社ではファストヘルスケア感覚で利用できる『セルフケア薬局』を運営しています。日本には馴染みのない零売薬局ですが、医師の処方箋なしに医療用薬品が購入できるのは海外ではごく一般的です。日本の医療制度の充実は、診察への気軽さを生みますが、病院に行く時間のない患者に対して新しい選択肢になると考えます。今後も人々の健康増進の寄与と優れた医療制度の維持のためのサービスと捉え、日本に広めていきます。
人材に対する想い
まず、『セルフケア薬局』を運営するうえで私たちは「街の中の保健室」のような存在になるという思いを持っています。
そのためには薬剤師が一人一人の利用者の生活や心身について可能な限り寄り添うことが必要です。薬剤師の知識だけを活かして薬の処方をするだけでは、患者が抱える症状の根底の原因に気づき、正しいヘルスケアの提案はできないと同時に、それでは零売薬局である意味がないのです。当社で働く薬剤師には、医薬品の知識はもちろんですが、接客のモチベーションが高く、患者に頼ってもらえることにやりがいや楽しさを感じられる人が多いです。また、世の中にとって新しいサービスの提供は人々の需要に応えるため、日々変化していかなくてはいけません。その地域の特性を考慮した新しい企画、PR方法などを常に考え、実行する必要があります。当社では、処方箋通りに薬を調剤するのではない、薬剤師の新しい働き方ができる環境を提供します。
育成への取り組み
当社では、成長過程に合わせて、新しい制度を取り入れている最中です。まず、入社した方には独自のマニュアルをお渡しします。そこにはビジョンやミッションなどの「セルフケア薬局」としての軸が書かれており、皆が目的を同じくそれぞれの役割を果たせるようにという思いがあります。入社初期だけでなく、普段の実務の中で、患者への対応など迷ったときにも立ち返れるものです。実務の面では、問診スキルを身に着けるため、トークスクリプトを用意。それを参考にコミュニケーションを取ります。医療知識は持っているが、医師とは違うフランクさで、フラっと寄れる場所、「この人に相談したい」と思ってもらえる関係性を大切にしています。問診票は患者とどのような会話の中で、どんな処方をしたのか、細かく記録し、接客のアドバイスや新しいサービス開発に役立てています。日本の医療や患者に貢献できるよう、優秀な薬剤師の育成に今後も取り組んでいきます。