Vol.473
株式会社センショー
代表取締役 堀内麻祐子

業界に先駆け多様性ある企業経営を。女性や外国人が技術を承継し笑顔が輝くめっき会社

当社の特徴と今後の事業展開

当社は鉄鋼・自動車・電機業界向け製品のめっき加工が中心ですが、今後は5Gや電気自動車、医療分野などハイテク技術にはめっき加工が必要不可欠とされています。実はWEBマーケティングを強化し始めてから、毎月70件以上の新規問い合わせが国内外問わず寄せられています。今後は既存業界に加え新分野への参入を視野に入れた技術開発、そして海外の展示会出展も積極的に実施し、よりグローバルな展開を視野に入れています。

人材に対する想い

めっき業界は小規模事業者が多く、後継者不足や設備の老朽化などを理由に30年で約3分の2が廃業しています。しかしハイテク化が進む昨今、あらゆる産業でめっき加工が必要とされるので決して斜陽産業ではありません。そのため当社では若い世代を積極採用してきました。特に2014年に大卒新卒で3名の女性社員が入社したことは大きな起点となりました。社内の雰囲気は好転し、PCスキルの高い彼女たちの取り組みでデジタル化が進みました。噂を聞きつけ取引先の方がわざわざ新入社員に会いに来ることもありました(笑)。現在では全体の約3割が女性スタッフ。外国人の方も複数名在籍しており、多様性ある組織づくりを大切にしています。仕事においてはコツコツ黙々と取組むのが得意な人もいれば、新しいことにチャレンジしたい人もいます。一人一人の顔を見て声を掛け、本人の意思を尊重し適材適所の仕事を任せていくことを大切にしています。

育成への取り組み

新入社員研修や管理職研修といった一般的な研修に加えて、めっき技術向上のための講習会への参加や訓練校への入学、めっき技能士資格の取得を推進。研修の受講や資格の取得にかかる費用はすべて会社が負担しています。また、2020年秋ごろから20代を中心とした10名程度に「係長職」を任命しました。毎月、それぞれがその月に取組む課題を設定し、成果を次の月に発表する会議を実施。会議を重ねるごとに自ら短期・長期の目標設定ができるようになり、仕事への向き合い方も少しずつ変化してきており頼もしく感じています。2021年9月には、当社初の自社商品である「ピュアチタンストロー」を広めるための展示会に出展しましたが、それも担当する4、5名の社員がすべて自分たちで計画を立て、段取りを組み、実現にこぎつけました。今後のグローバル展開や新分野への進出においても、若い世代が主役となって活躍してくれると信じています。

看板ムスコのここが好き!
入社2年目のヴォルニーです。家族も製造業に従事しており、当社もグローバル展開を模索中でしたので、日本と海外の架け橋になりたいと考え、入社を決めました。今はHPからの問合せ対応やマーケティングを担当。ITが趣味なので、業務に活用できそうなアプリの開発にも携わっています。いい人が多く、個性を尊重してくれるのが何よりの魅力。今後は、海外の展示会に出展し、最前線で当社の魅力を伝えていきたいと思っています!

株式会社センショー

本社所在地大阪府大阪市西成区南津守5-2-64
設立2011年
資本金1000万円
事業内容金属表面処理(めっき加工・研磨加工)
業種鉄鋼・非鉄金属・金属製品
URLhttp://www.sensyo-ltd.co.jp/
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