東京という街で、本気の讃岐うどんを
讃岐うどんの本場、香川でうどんを作り続けて15年。現在は東京で“谷や”と“谷や 和”の2店舗を運営しています。食材、製法、器までこだわりぬいた讃岐うどんと和食をコラボレーションすることで本来の持ち味である「安くて、早くて、うまい」だけじゃない、讃岐うどんの新しい価値を提供していきます。讃岐うどんの美味しさをもっと知ってもらう、好きになってもらうことで故郷、香川県に恩返しをしていきたいです。
夢を持って働こう!~世の中、勉強だけじゃない!~
「うどんで日本一になってやる!」と17歳からひたすらにうどんを作り続け、こうやってお店を持たせてもらって働く中で「そもそも日本一ってなんだろう?」という壁に私はぶつかりました。食の好みは十人十色。「美味しい」と思う物も人それぞれです。だからこそ、誰かの決めた一番ではなく、自分が讃岐うどん職人として何を実現したいのかが重要で、私が毎日うどんを作り続ける意義ではないかと考えるようになりました。それから私は“讃岐うどん職人を目指す若者をもっと増やす”という夢を持つようになりました。「讃岐うどんでお客さんを笑顔に」、「讃岐うどんで稼ぎたい」…そんな夢を持てるような業界にするためにも「安くて早い」だけじゃない感動を与える仕事にしたいんです。まだまだ私も夢の途中ですから、一緒に働く仲間にも是非、夢を持って欲しいですよね。夢を持って働けば、仕事が毎日が本当の意味で楽しくなりますから。
大切なのは見せ方
私が育成で特に大切にしていること、それは“自分をどう見せるか”です。上に立つ人がどんな人間で、その人は尊敬できるのか、ここで働く時間に価値はあるのか…そんなことを本人の目で見て感じてもらうことが一番の成長の秘訣だと考えています。そのためにも代表である私を見て「ついていきたい!」と思ってもらえるような存在でなければいけません。見た目ばかり気にかけて良い服を着たり、良い時計を付けるのではなく、愚直に陰でコツコツと努力をし続ける。私自身がそういったことをできる人間でありたいといつも思っています。逆に私の下で共に働く人たちに大切にして欲しいことは“お客さんを想う気持ち”です。ただ美味しいうどんを出しているだけではお客様に愛されるお店作りはできません。「もっともっとお客さんに喜んでもらいたい!」そんな想いが考えや行動にうつり、自分自身を成長させてくれるものだと私は思っています。