当社の特徴と今後の事業展開
当社は鋼製ラックを製造するメーカーで、特に長尺資材用の片受棚では圧倒的なシェアを誇るオンリーワン企業です。大正7年創業という長い歴史にとらわれず時代の変化に適応しながら、世の中に改善を提供する企業として歩んでいます。今後も私たちは、単に必要なモノを製造し販売するのではなく、お取引先様の環境改善を目的とした提案を通して、当社ならではのなくてはならない価値を創造し続けていきたいと考えています。
人材に対する想い
当社の社員には、会社は自分たちのものだ、という意識を強く持ってもらいたいと思っています。経営者としての私の役割は、皆がそれを実感できるような”場”を作ることだと考えています。その一つが全社員が参加する3つの委員会活動です。「ライフワークバランス」「5S」「レクリエーション」のテーマで設置し、1年任期で必ずいずれかに所属します。各委員会での改善のための決定事項は会社の決定事項として推進の権限を持ち、メンバーは準備から実践、成果検証までの責任を負いますが、結果に対するペナルティはありません。今後の課題を明確にすることも目的の一つに置くことで、チャレンジの機会にもしてほしいのです。この活動で当社の「関わる人、全てを幸せに」という理念への理解を深め、「楽」を提供する活動を通じて、お客様はもちろん世代間や会社との信頼関係をより強固にする場にしていきたいと思っています。
育成への取り組み
委員会活動と同じく、社員たちの自主性を引き出し、楽しく働き幸せを感じられるようにしたいと思い、年に一度「全社員とのマンツーマン面談」を行っています。内容は「今年度取り組むこと、実現すること」の約束で、「5つの目標」を決めます。2つは会社の方針に基づいたもの、2つは自分の仕事に関するチャレンジなどを設定します。そして最後の1つはフリーで、お互いで相談して決定します。過去にはダイエットや子作りを宣言したメンバーもいました。その理由は、今より効率的な仕事をして楽しくしたい、より責任感を持って仕事したい、というものでした。自ら設定した目標に年間通して挑戦し、その達成度合いが賞与の評価に反映されます。ですから面談はお互いが納得するまで徹底的に行われ、2~3時間が標準ですがそれ以上になることもあります。会社と社員が成長し続けるために欠かせない我が社の大切な文化の一つなのです。