当社の特徴と今後の事業展開
賓客を迎えるための近代的なホテルを大阪に、という地元政財界のお声から誕生した当社。100周年を迎える2035年に向け中期経営計画「リーガビジョン2035」を策定中です。「あたたかなおもてなし」「美味しい料理」「心地よい空間」という3本柱を全スタッフで共有し、3つが重なるサービスをお客様に提供。安心のサービスと感動のおもてなしで世界中のお客様の期待を超える最高峰のホテルを目指します。
人材に対する想い
万博、IRを見据え、2023年7月からインターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)との協業を開始。IHGの予約網による海外からのお客様増加を見込み、当社が培ってきた地元大阪でのノウハウを活かすことでより一層サービスを磨いていきます。その中で最も重視すべきはお客様と直接接点を設ける現場、すなわち人です。人にしかできないサービスでお客様に満足いただくためにも、人が介在しなくてもよい仕事については、自動精算機の導入や下げ膳でのロボットの使用など機械化を推進しています。「食」においてもスペシャリストの育成に注力。選抜者のフランスへの半年間の調理海外研修、ソムリエなどの資格取得応援制度等を設け、切磋琢磨しながらホテル内店舗の責任者を目指せる風土を作っています。お客様満足のためにも従業員満足は大切です。お客様との接点を最大化し、スキルアップできる環境の中で、一人一人の価値を高めて欲しいと思います。
育成への取り組み
マルチタスクに対応できる人材の育成に取り組んでいます。年1回自身のキャリアプランを記入し、希望と照らし合わせて部署を経験。このような戦略的異動によって部署間の連携がスムーズになるだけでなく、前の部署で得た気付きや経験を現部署で活かすことができます。入社1年目には1ヶ月ごとに集合研修を行うため、同期間の横の繋がりも自ずと強化されます。年次が上がっても接遇や語学研修、管理職に向けて経営を学ぶ研修など等級に応じた研修を実施。アプリを通じたリスキリングにも取り組んでいます。また、私が当ホテル初の女性総支配人ということもあり、女性の働き方を考える勉強会「ロイヤルウイメンズコミッティ」にオブザーバーとして参加しています。結婚・出産等のターニングポイントを乗り越えながらキャリアを積むために、課題や意見を出し合い、外部研修会にも参加。長く自分らしく働き続けるための制度作りやその浸透にも注力していきます。